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(8)国際離婚

(ハ)外国裁判所の効力

  • 外国人の妻との離婚及び慰謝料の額が外国の裁判所で認められてしまいました、その効力は日本にも及ぶのでしょうか

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  • 日本への効力について
    外国裁判所の離婚判決が以下の要件をすべて充たす場合には日本にもその効力が及びます。
    (1) 法令又は条約により外国裁判所の裁判権が認められること
    (2) 敗訴の被告が訴訟の開始に必要な呼出し若しくは命令の送達(公示送達その他これに類する送達を除く。)を受けたこと又はこれを受けなかったが応訴したこと
    (3) 判決の内容及び訴訟手続が日本における公の秩序又は善良の風俗に反しないこと
    (4) 相互の保障があること

    (1)は、判決をした外国裁判所に国際裁判管轄があるということです。
    (4)は、判決をした外国で日本の判決の効力を認めている場合でなければ、その外国の判決の効力を日本でも認めないというものです。
  • 効力が及ぶ場合について
    戸籍については、外国離婚判決が日本に効力が及ぶ場合には届出は受理されます。外国離婚判決の効力が日本に及ばないのにも関わらず届出が受理されてしまった場合には、外国判決無効確認の訴え等を提起することが必要となります。
    慰謝料の請求等については、外国判決の効力が日本に及ぶ場合であっても、日本の裁判所の執行判決を得なければ強制執行をすることはできません。もっとも、外国判決の内容の当否を判断することなく、外国判決が確定したこと及びその判決が日本に効力を及ぼすことが認められた時は、執行判決がなされます。